スペシャリストよりオールラウンドプレーヤー

昨日、プロモーションビデオの編集のため、スタジオで、男性ナレーターにコメント読んでもらいました。コメントの録音は女性スタッフが担当しましたが、編集・仕上げはなんと、男性ナレーター自らがおこないました。「最初のころは、自分の声をじっくり聞くこと自体、恥ずかしかったんです。でも編集作業が好きだから、スタジオを構えてしまいました」と。メッセージを読んで、自ら編集・仕上げ。ひとり二役。ピッチャーもやり、キャッチャーもやるようなもんです。

カメラマンの業界も同じようなことが起こっています。デジタルの時代になって、撮影するだけでは話になりません。撮影後の微調整・仕上げがセットです。デジタルということで、仕事がラクになることはありません。カメラマンの労力は、実は撮影後に要します。デジタル社会は、「私の仕事はここまでです」「ここから先は私の仕事ではありません」と言っていられなくなりました。

「私は外野手だから、内野はできません」と言う選手より、「ピッチャー意外はどこでもやりますから、是非試合に出してください」と言うぐらいの選手の方が監督には使いやすいのです。ポトスの営業も広告を取ってくるだけではいけません。取材・原稿制作までが仕事です。ひとり二役も三役もこなします。最初からうまくいくことはありません。一番いけないのは、「私の仕事の範囲はここまでです」と、自分自身で小さな領域にこだわって、大きな可能性をつぶしてしまうことなのです。

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